個人向けの短期貸し付けができるカードローンを扱う金融機関が増え、冠婚葬祭等の急な出費や給料日前の金欠時に利用されることがあります。CMやインターネット上の広告表示もされているので、身近に感じられる方も多いでしょう。
消費者金融等の貸金業では長年個人向けの審査をしてきた経歴があるため、申し込み当日中に借り入れすることも可能になる場合もあるでしょう。少ない金額であれば、本人確認の書類の提出だけで手続きできることもあります。しかし、返済で生活苦になり債務整理をする利用者が増えてきたために、カードローンによる貸付の条件が厳しくなる傾向にあると考えられます。また、借入をせずにやりくりをしたいと考える人も多いでしょう。
給料前借りアプリPaymeがリリース
金融機関からお金を借りずに給料を前借りして、金欠状態を回避するアプリが開発されました。このようなアプリがあれば無計画な借り過ぎや、返済で生活を圧迫する事態を免れることになるでしょう。
Paymeのアプリを利用するには、企業側がPaymeのサービスに登録する必要があります。登録した会社に勤務する従業員はアプリを起動させ、勤務先のメールアドレスを入力します。次の画面で従業員個人のアカウントで設定したパスワードを入力します。最後の画面で従業員が前借りできる金額が提示され、その範囲内で借りたい金額を申請することが可能です。3つのステップでスマートフォンから前借りの手続きができるので、手元から空いた時間に簡単に操作できるでしょう。前借りサービスは銀行や福利厚生を提供する会社でも行われていましたが、申請までに手間がかかることがあり急ぐ時に使いにくいこともありました。Paymeを利用すれば面倒な手順を踏むことはありません。
給与の7割程の金額が限度額
借入ができる金額は、事前に企業から提供された従業員のデータと給与の支給額で決定されます。正社員の場合は、給与の7割程の金額が限度額となるでしょう。申請のボタンを選択すると指定された預金口座に振込され、最も早くて即日借入も可能になることもあるでしょう。急いでいる場合も対応しやすいです。
借入手数料は3%~6%程度
借り入れする場合には所定の手数料がかかることがあります。企業の規模や信用度によって変わりますが、だいたい借入を申請した金額の3%~6%程度になると公表されています。2017年の9月に公開されたPaymeのサービスですが、公開当初の時点でおよそ20社の企業に導入されています。今後は小さな規模の商店や企業にも導入を広げると言われているので、積極的に給料の前借りサービスを利用する人が増えると予想されています。
Payme:https://payme.tokyo/